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山本作品完全レビュー 第3回「僕らはみんな生きている」

もしかしたらもうこの企画を忘れてるんじゃないかと思われそうですが・・・(汗)

今日は久方ぶりに山本直樹作品のレビューをやりたいと思います☆

 

決して忘れていたわけではなく色々と忙しくて暇がなかったのですよ!いやホント(爆)

 

まあ言い訳はさておき・・・

今回取り上げる作品はコチラ☆

bokuiki.jpg

僕らはみんな生きているです!!

 

・・・この作品は映画がヒットしたのでけっこう有名ではないかと思うんですがコミック版は山本直樹さんが描かれていたことはあまり知られてないのかもしれません

 

というのもこの作品、例によって過去発売された単行本&愛蔵版はことごとく絶版しているため現在ではかなり入手困難となっているんですね・・・

 

てか小学館から発売されてる山本作品はほとんどが絶版になっているというのが現実なんですが(汗)

 

ひょっとしてBLUEの件で小学館さんがビビッてるんでしょうか?(笑)

 

・・・まあそんなわけで映画は見たけどコミックは読んだ事がない!という方のためにもレビューをやりたいと思うんですが、その前にせっかくなんでこの作品の生い立ちなんかを簡単にお話したいと思います☆

 

もともとこの作品は原作者であり「彼女が水着に着替えたら」「私をスキーに連れてって」などの大ヒット映画で知られる脚本家一色伸幸さんが映画化を前提として脚本を書き始めたそうです・・・

 

しかしバブル崩壊直後であった当時の日本の映画業界は経済状況が芳しくなく、あちこちのスポンサーや監督などに依頼をしたそうですが結局うまく話が進まずに頓挫していたみたいです

 

と、そこへ目をつけたのが小学館のビックコミックスピリッツの編集さんだったそうで困りあぐねいていた一色さんにまずコミックを原作として描いてヒットさせた後に映画化した方がいいと言ってスピリッツでのコミック連載を勧めたという経緯があったみたいですね♪

 

そしてそれを承諾する条件として一色さんはコミックの作画に山本直樹さんを起用するという事にしたんだとか・・・なんでも一色さんも山本さんの作品のファンだったそうです(笑)

 

そんなわけで晴れてコミックが連載されるのですが・・・どうやら連載が開始されるとほぼ同時くらいに映画の製作も開始されたようですね(汗)

 

なんでも当時の山本さんは忙しく、結局交渉から連載開始まで2年ほどかかったそうなのでその間に映画化のお話が進んでいったみたいですね☆

 

そして真田広之さん、岸辺一徳さん、山崎努さんなどの豪華な役者陣も話題となった映画版は7億という膨大な制作費のもと作られ大ヒットを記録します♪

 

そんな一色さんの苦労と多くの人たちの手によって作られた映画版の裏でひっそりと連載されていた(こっちもこっちで人気はあったみたいですが・・・)コミック版のレビューを今回はやりたいと思います☆

 

 

この作品の主人公は高橋啓一という平凡なサラリーマン

仕事も真面目にこなして婚約者もいてごくごく一般的な生活を送っていました・・・

 

しかしある日高橋はアジアにあるタルキスタンという発展途上国への短期出張を言い渡されたのでした・・・

 

当初は滞在期間は5日間という予定だったのでちょっとした観光気分だった高橋だったのですが・・・それは一瞬にして悪夢へと変わるのでした(笑)

 

高橋の会社はもともとタルキスタンにある河に橋を架けるという仕事を持ちかけていたのですが、その商談中になんと爆弾テロが勃発し結局高橋は現地にいた上司である中井戸と共にこの国へ滞在し続ける事になってしまったのでした・・・

 

そんなこんなでだらだらと不自由極まりない環境下での生活を続けていく高橋だったのですが・・・彼の唯一の心(身体?)の支えは中井戸の運転手であった美少女セーナの存在でした♪

 

日本を出てからずっとゴブサタだった高橋セーナの魅力に魅かれてしまい、それからしばらくの間、中井戸に内緒で密かに身体の関係を続けていくのでした・・・

しかしそんなある日高橋はパスポートを紛失してしまうという失態をしでかしてしまいます!!

 

という事で本格的に日本への帰国が絶望的になった高橋だったのですが・・・

そんな高橋たちにさらなる不幸が襲い掛かるのでした!!

 

なんとついにタルキスタンで内戦が勃発!!街は銃撃戦の戦場と化し、もはや帰れる帰れない以前に生きるか死ぬかのサバイバルを強いられるという最悪の事態になってしまうのでした!!

 

そしてお話も後半に入ると命からがら逃げ延びた高橋たち対立していた日本のライバル会社の社員達突然現れた謎の女ジャーナリストが合流し、国外逃亡を謀るためにジャングルを探検するはめになるのでした・・・

 

果たして高橋たちは生きて日本に帰ることができるのか?

 

といった感じのあらすじなんですが・・・

ま~とにかくこの作品、ストーリー展開がとにかく忙しく、さらに個性的なキャラたちの面白すぎるかけあいによりまったく退屈することなく一気に読み終える事ができます♪

・・・僕の場合は気がついたら読み終えていたほどにのめり込みました(笑)

 

普段から恵まれた環境で生きている日本人ある日突然生きるか死ぬかの極限状態に追い込まれるというお話コミカルに描いたこの作品仕事漬けでひたすら働き続けるという日本のサラリーマンをある種皮肉った内容となっていてとにかくいろんな意味で笑えます♪

 

ただしこれはある意味原作モノの宿命なんですが・・・この作品は他の山本作品に比べると山本直樹っぽさがけっこう薄めです

 

まあそれは逆に初めて山本作品を読むという人にもオススメできるという意味でもあるんですけどね(笑)

 

・・・あ~ちなみにこの作品のヒロインであるセーナに関しては完全に山本さんの創作キャラであり、そこが最大の映画版との違いとなっております!!

 

とりあえず映画版にも中井戸の運転手でセーナという人間はいるのですが・・・そっちは男でしかもほとんどシナリオに絡んでこないという設定なんですね(笑)

 

・・・まあそんなわけでセーナの存在によりコミック版のほうを評価している人が多いのも事実な訳で(汗)

 

そして実はこのコミック版は映画にはなかったラストシーンが追加されているんです!!

 

もちろんこの部分は山本さんによって書き足されたわけですが、このラストに関してはかなり賛否両論あったみたいです・・・

 

でも個人的にはこれぞ山本直樹!といった感じで最後の最後にどんでん返しを喰らったような不思議な余韻を残す感じの終わり方だったのでここは評価したいと思います☆

 

・・・当然ここでは書きませんのでどんな結末なのかは実際に読んで確認してみてください(笑)

 

まぁそんな感じで個人的には山本作品の入門として文句なしにイチオシな作品です♪

 

山本作品を知らないという初心者にももちろんの事、山本作品の抽象的な世界観は独特すぎてついていけないという人でも安心して読める作品です(笑)

 

この作品が描かれた90年代初期~中期あたりの山本作品は以前に紹介したBLUEありがとうなど、それまでのドタバタラブコメ路線からどこか乾いた感じのリアル系路線に移行していった時期だったのでこの頃の作品をもっとも評価するファンもけっこういるようですね☆

 

山本作品としては異色とも言える男達の熱い物語、どうぞ一度お試しあれ♪

 

●お気に入りのセリフ

 

メイド・イン・ジャパンだよ、おめーら全員殺されるまで、壊れやしねーよ。

 

終盤で中井戸がゲリラ軍団に捕らえられ、身柄の引き換え交渉にとゲーム機を改造して作ったデジタル無線傍受機を持ち出すも、そんなものは3日で壊れるとゲリラ軍団に断られてついにブチ切れた高橋が言ったセリフです☆

 

その後、毎日死ぬ気で働いているサラリーマンの悲哀とも取れる罵倒戯言を連呼する姿は作中でも最も好きなシーンの一つです♪

 

映画版でも高橋役の真田広之さんが熱演している絵未だに脳裏に焼きついているくらい印象的でしたね!!

 

いつも会社の言いなりになって働き続けるサラリーマンの心の叫びを代弁してくれたような気がしてちょっと嬉しかったり(笑)

 

他にも序盤でセーナと高橋がお互いの国ががまるで夢の中のような世界だと語らい合うシーンも好きですね♪

 

おそらくこの辺のお話は全て山本さんの創作によるものかと思われるのですが・・・やはりこの頃から夢という言葉をお話のアクセントとして持ってくる手法はあったようですね♪

 

●お気に入りキャラ:セーナ

sena.jpg

・・・まぁ言うまでもなく(笑)

序盤はサービス要因的なキャラだったんですが終盤ではかな~り美味しい役どころを演じてくれます♪

 

他にも彼女の特徴として序盤、中盤、終盤で立場が変わってくるのでいろいろな姿を楽しめるというのも美味しいですね☆

 

個人的にはこの戦闘スタイルが最もお気に入り♪

 

そしてやはり山本作品のヒロインに恥じぬ女としての、そして人間としての強さを持ったしっかりとした性格僕のストライクゾーン直撃ありがとうの貴子と並んで個人的に山本作品の2大ヒロインに認定されております(笑)

 

 

・・・と、そんなわけで僕らはみんな生きているのレビューをやってみました♪

やっぱり一般的にはちょっとコアなイメージのある山本作品ですが、これに関してはむしろそういった先入観を持っている人にも胸を張ってオススメしたい作品であると思いますね!!

 

男達の生き様とセーナの魅力に思う存分やられちゃってくださいな(爆)

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コメント

そういえば数ある映像作品では、くりいむレモンしか観たことなかった ^_^;
やっぱりチェックしないといけないですかねぇ (^^ゞ

くりぃむレモン・・・なつかしい(笑)
確か何本か森山塔原作の作品がありましたな・・・さすがに僕は見た事ないですが(爆)
ちなみにこの作品の映画版に関しては山本さんは一切関わっていないので完全に別物と捉える方がいいかもしれませんね・・・まああっちもあっちで面白かったですが(笑)

No title

無料で落として見てみますわw
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